▼椿の灰を作る仕事

 昔はあるいは今も、家の台所のかまど、囲炉裏、また冬の風物詩たる落葉たきなどで得られる天然の木灰は、私たちの生活のいろいろな面で利用されてきた。

 身近なところでは、畑や園芸などの貴重な肥料として、また台所においては食器・鍋釜の汚れ落しに。

 さらに工芸品などでは陶芸の釉薬や染色に。

 日本の食生活に欠かせない清酒・味噌・醤油の醗酵に使われる麹を作る際、種麹には木灰が添加されることもある。

 そして伊豆大島といえば椿。椿の灰を作る仕事に関する、ちょっと珍しい資料がこちらです。

椿の灰